ようこそ

ようこそ 関西初志の会へ 

 「子どもが生きている授業をしたい。」
 「どの子も居場所のある教室を創りたい。」
 「困難な時代を生きる子ども達にたくましい力を育てたい。」

 多忙で課題も大きい教育現場だが、使命と希望を懐く教師でありたい。
 子ども達が自立の学びを深め、教師もその関わりを通して自立への歩みを進めたい。
 そういう教育の営みを大切に実践する仲間とともに考え合い、伸びていきたい。
 教育研究という仕事が、人間としての子どもへの指導に生き、教育現場にとって意味あるものであるよう努めたい。
 このような教育実践、研究活動を通して、教師もまた子どもとともに真に民主主義の実現を求め、探究する者でありたい。

 関西社会科の初志をつらぬく会(関西初志の会)は、1974(昭和49)年に創立、活動を続けてまいりました。1958(昭和33)年に創立された「社会科の初志をつらぬく会」の中で、関西の集まりとして独自に企画して活動を始め30年余りになります。

 上記のような考え、精神は、当時から変わりなくつらぬこうとしています。

 私たちは、真に子どもが大切にされる教育を求めてきました。それは子どもを学問や国家社会のための「道具」としてでなく、教育基本法の唱うように「人格の完成」に向け、ひたすら「個の確立」を目ざすものであります。

 今日のように「子ども(一人ひとり)を大切にする」ことが当たり前のように言われるようになった現在、私たちの主張や、その役目は終えたかに見えるかも知れません。

  しかし、教育の現場の実際はどうでしょう。子どもたちが真に自己を発揮して生き生きと伸びているといえるでしょうか。職員室や先生方の間での話題や内容は どうでしょうか。子ども一人ひとりのあり様や、その中にある伸びようとする芽をとらえ、それを子ども自身の学びとして授業に位置づけ、支援していく学習展 開をどうするか。また、「この子」にとって「基礎」とは、必要な「学力」とは何か。そういったことへのつきつめが充分でなく、「何をどう教えるか」という マニュアル的なものを求めることに尚関心が高いように思えませんか。

 ですから私たちは、子どもを真に大切にする教育は今なお、いや今こそより強く求められているのだと思わざるをえません。

 私たちは、毎年冬に行っている関西集会や各ブロックでのサークル活動を通して、一人ひとりの教師がおかれている具体的な状況(子 どもの現実・職場の現実)をふまえ、子どもと教師の実情に即して、子ども一人ひとりが真に生き生きと学習を進めることができる教育の創造のために何が考え られるか、どうすべきかを模索検討し続けています。子どものちょっとした発言やノート。教師にとって都合が悪いかに思える子どものあらわれ。子ども同士の つながりや家庭での様子のひとこま。そういったことを大切にする中から、その子なりのものの見方、考え方に着目し伸ばそうとすることで、学ぶ力、生き方を 育てたいと願っています。

 それは私たちの仕事が、生きて動く子ども達の現実に意味ある確かなものでありたいと願うからです。ですから、私たちは社会科のみならず、上のような考え方を基に様々な教科の実践研究をも大切にしてきました。

 私たちは自立を求めて支え合う仲間でもありたいと思っています。このサイトには会の紹介や集会案内を設けています。是非私たちの会に来てみて下さい。ともに語り合い、学び合いたいと心から願っています。

2007年11月

関西社会科の初志をつらぬく会  

(個を育てる教師の集い) 

研究部長  水 田 辰